令和5年度ピアサポーター養成講座 第2回フォローアップ研修を開催しました!

 こんにちは、事務局のK.Yです。12月に入り、寒い日が多くなってきましたが、一転、暖かい日もあったりと、服装の選択に悩む日が多いです。体調管理には十分気をつけたいところです。

 12月3日(日)、令和5年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第2回フォローアップ研修が開催されました。

 今回の講義では、「障害者雇用の実際と留意点」というテーマで、長崎市精神障害者相談支援センターやまぼうしの平田様に講義をしていただきました。実際にやまぼうしではピアスタッフを雇用しており、実際にどのような活躍をしているのか、また雇用する際の留意点等についてご説明いただきました。個人的に印象に残ったのは、現在ピアサポーター活動の業務のみで報酬が得られる制度はないため、実際の活動内容としては事務作業も多く含まれているということでした。そのためピアサポーターとして活動したいと考えている方は、各施設によって内容は異なりますが、ピアサポーター以外の仕事もこなさなければならないということです。また、ピアスタッフには精神的・感情的に安定している事が求められるということも印象的でした。雇用されている以上、自分の健康管理を行うことは重要です。そのため、マインドコントロールといった部分でも自己管理をしっかりできるということが求められるわけです。

 講義の後、グループ演習として「講義の振り返り、気付きの共有」という形で感想を発表しました。ピアスタッフとして働くには様々な事が求められるのだなあと気を引き締める方もいらっしゃいましたが、求められるレベルが高すぎると考える方もいらっしゃいました。ピアスタッフの運用は施設によって異なりますし、これからピアサポーターの職務について考えていかなければならない部分もあります。筆者も色々考えさせられるグループ演習となりました。

 2つ目の講義では、「ピアサポーターとして能力を発揮し、働き続けるためのポイント」というテーマで、現在実際に施設でピアスタッフとして活躍する2名の方に講義をしていただきました。活動の中で、ピアカウンセリングなどを行う機会もあるそうですが、正直疲れるし大変なことも多いようです。しかし話を聞いて少しでも解決したり、相談者の顔が明るくなるのを見ると、ピアサポートをして良かったと思えるそうです。

 2つ目のグループ演習では、「(1)あなたはなぜピアサポーターとして働きたいと思いましたか?どの場所でどんなサポートがしたいですか?(2)あなたの調子を崩すきっかけは何でしょうか?(3)あなたは働き続けるためにどんな工夫ができますか?」という3つのテーマについて話し合いました。これも様々な意見が出て、目指すところは人それぞれあるのだと知ることができました。

 これまでの講義でピアサポーターの利点、活躍の場について学んできました。講義の回を重ねるごとに、自分もピアサポーターとして活躍したいと考える方が増えたように感じます。今回の講義では実際の現場の声を聞かせていただき、少しハードルを感じた方もいらっしゃいました。ですが、個人的には頑張ってそのハードルを越えようと頑張りすぎるのではなく、自分が今できることを1つずつこなしていくことが大切ではないかと考えます。

 次回が最後のフォローアップ研修で、全9回の養成講座の最後となります。最後まで良い講座にできるように、皆さんと共に頑張っていきたいと思います。

事務局 K.Y

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