令和5年度ピアサポーター養成講座 第1回フォローアップ研修を開催しました!

 こんにちは、事務局のK.Yです。朝晩はぐっと冷え込む日が多くなりましたが、体調管理は出来ていますか。風邪やインフルエンザには注意して過ごしましょう!

 11月19日(日)、令和5年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第1回フォローアップ研修を開催しました。

 今回の講座では、初めに講義として「障害とピアサポート」というテーマのもと、「WRAP その魂にふれる」というDVDを視聴しました。皆さんは「WRAP(ラップ)」という言葉をご存じでしょうか。WRAPはアメリカの精神障害を持つ人たちによって作られたリカバリーに役立つツールです。日本語では「元気回復行動プラン」と呼ばれています。WRAPは、Wellness(元気)・Recovery(回復)・Action(行動)・Plan(プラン)の頭文字をとったものです。精神的な困難を抱えた人、あるいは一般の方々も有効活用できる、自分らしくあり続けるための知恵や工夫を蓄積して作られた、自ら作る自分のためのリカバリープランです。 

 DVD視聴後は、「これまでの基礎・専門講座で印象に残っていることは何でしょうか?現在のストレスとストレスへの対処法について話し合ってください」というテーマでグループ演習を実施しました。印象に残ったテーマで、中でも多かったのが、「リカバリーストーリー」「セルフマネジメントとバウンダリー」でした。それぞれの経験が色濃く出る内容でしたから、参考になることが多かったのだと思います。また直前のDVDのWRAPの内容について触れているグループもありました。

 次の講義では、「働くことの意義について」というテーマで、5名のファシリテーターの方々に発表していただきました。働くことの意義について、「1つに絞る必要はない」とおっしゃる方もいれば、「今までお金を稼ぐことにやりがいを感じていたが身体を壊してから休むことも大事だと思った」と、意義が変化してきた方もいれば、「仕事をしなきゃという焦りは無くなってきていて、自分の役割を見つけていければいい」と、意義を模索する方もいらっしゃいました。私の中でも働くことの意義について意見がありますが、ファシリテーターの方の様々な意見を聞いて、働くことの意義とは何かということを自分の中でも再考されられました。

 この後の演習では、働くことの意義について、また、働くために実践したいことなどについてグループワークを行いました。ここでも皆さん色々な意見をお持ちで、お互いに参考にしたいと思える意見が多くあったので、良いグループワークとなりました。

 次回は12月3日(日)にフォローアップ講座の2回目が実施されます。養成講座もいよいよ終盤です。より一層学びが深められるような講座にしていきましょう。

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