令和5年度ピアサポーター養成講座 第3回基礎研修を開催しました!

 こんにちは、事務局のC.Sです。9月も終わり、日中も随分過ごしやすくなってきましたね。

 9月24日(日)、令和5年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第3回基礎研修を開催しました。

 基礎研修最終回となる今回は、まず「障害福祉サービスの基礎と実際」というテーマで長崎市役所障害福祉課の柴原様より講義をしていただきました。現在の仕組みに至るまでのサービスの歴史について知り、より地域に密着して身近に感じられるようなサービスがどんどん広がってきていることが分かりました。

 その後のグループワークでは「障害福祉サービスにおいてピアサポートがどのように活用されるのか」というテーマで意見を出し合いました。私たちのグループでは、実際に皆さんがこれまで利用したことのあるサービスについて振り返りをしたあとに、今後どのようなサービスがあったらいいなと思うかについて意見を共有しました。自分でサービスについて調べて活用された方もいらっしゃいましたが、多くの方は周りの人から紹介されてサービスを利用してきたということを知り、情報提供をしてくれる人の存在の大きさに気づかされました。また、退院時や施設利用時にフォローしてくれる事業所があったらいいなという意見が多く聞かれ、病院や各事業所間でうまく橋渡しができるような体制を整えていくことは大切だと感じました。

 2回目の講義では、ピアサポーターの方々から「私たちの強みと大切にしているルール」についてお話をしていただきました。強みについては「つながりができる」というお話を聞いて、同じ志を持つ仲間と出会うことで、1人じゃないという安心感を得られたり、自身のモチベーションアップにつなげたりすることができると思いました。大切にしているルールについては参考になるお話がたくさんありましたが、中でも「相手のペースに合わせる」というお話が印象的に残りました。相手の様子をみてペースに合わせながら話を傾聴するという姿勢を、普段の会話の中でも意識していきたいと思いました。

 その後のグループワークでは、「ピアサポーターの大切な強みについてどう思いますか、ピアサポーターと専門職が一緒にピアをサポートすることについてどう思いますか」というテーマで、実際にピアサポーターとして、専門職の方と一緒にどのような環境で働きたいかについて皆で考えました。グループワークを通して、互いに助け合える環境は大切だと感じ、意見を発しやすいような雰囲気づくりも工夫することができると思いました。

 講座の最後には基礎講座の修了式が行われ、3回の講座をすべて終えられた受講生の方々に事業責任者の河野理事長より修了証が手渡されました。

 次回の研修は10月8日(日)に行われます。次回からはいよいよ専門研修が始まります。基礎講座で学んだことを活かして、より中身の濃い研修になることを期待しています。

事務局 C.S

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