令和5年度ピアサポーター養成講座 第2回専門研修を開催しました!

 こんにちは、事務局のK.Yです。コスモスがきれいな季節になり、段々と紅葉のシーズンも近づいて参りましたが、みなさんは紅葉狩りのご予定はありますか。

 10月22日(日)、令和5年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第2回専門研修を開催しました。

 今回は、「ピアサポーター対象」のプログラムと、「ピアサポーター雇用予定者対象」の2つのプログラムに分かれて開講されました。1つ目の講義では、それぞれ「私が利用した・利用中の精神保健医療福祉サービス」「ピアサポーターを活かすスキルと仕組み」というテーマで、ファシリテーターの方々に講義をしていただきました。私は、ピアサポーター対象のプログラムに参加させていただきましたので、ファシリテーターの方々が過去に利用した、また現在利用中のサービスについてお聞きすることができました。具体的にいくつか列挙すると、「障碍者福祉手帳」、「多機関型地域包括支援センター」、「就労移行支援事業所」などです。多い人では、16種類もの医療・福祉系のサービスを利用されている方もいらっしゃって、よくサービスを知らないという受講生にとっては色々と知る良い機会になったと思います。

 

 講義後の演習では、それぞれ次のテーマでグループワークを実施しました。

 ピアサポーター対象・・・「次の点についてグループで意見交換をしてください。自分だったら、この事業所で働いてみたいという所はありますか?自分が利用したことがなかったり、あまり知らないサービスについて詳しく知るにはどうしたら良いでしょうか?グループで情報を共有してみましょう。」

 ピアサポーター雇用予定者対象・・・「次の場合どうしますか?(1)ピアサポーターがいることで利用者に対する愚痴を言いにくくなったと専門職がこぼしています。(2)ピアサポーターがなかなか自分の意見を言ってくれません。(3)ピアサポーターと他の職員とで意見が衝突しました。(4)ピアサポーターが職場を休みがちになっています。」

 私が参加したピアサポーター予定者対象の講義では、実際にピアスタッフとして働いているピアサポーターMさんの方のお話を聞き、その後福岡市内のピアスタッフについての動画を放映して、ピアサポーターが現場でどのような働き方をしているのか、働く上で注意していることは何か、などを学ぶ機会となりました。Mさんの講義では、ピアサポーターになるためには、①経験 ②知識 ③知恵の3点が大切だという事をおっしゃっていました。自分が持つ経験を強みとした上で、知識・知恵をつけて当事者に関わっていくことが大切だと考えます。

 2つ目のピアサポーター対象のグループ演習では、ピアサポーターとして働くということについての意見交換を行いました。また、ピアサポーター雇用予定者対象のグループワークでは、ピアサポーターを雇用するにあたっての「期待と不安」を話し合いました。

 今回の2つの講座は、いずれもピアサポーターの利点を再認識し、働く際の懸念点についても考えられる講座なりました。それぞれの立場・目線からテーマを深く考えることができ、とても意義のある講座になったと思います。

 次回からはまたピアサポーター・ピアサポーター雇用予定者を問わず、1つの講座で開講されます。今回の講座を受講したことで、次回以降の見方・考え方がまた少し変わってくるかもしれませんね。

 次回で専門講座が終了します。最後まで受講生の方々と共に学びを深めていきたいと思います。

 

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