令和5年度ピアサポーター養成講座 第1回基礎研修を開催しました!

 こんにちは事務局のK.Yです。昨年に引き続き、12月末まで「長崎市精神障害者ピアサポーター養成講座」の報告を担当します。よろしくお願いします。

 8月27日(日)、令和5年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第1回基礎研修が開催されました。

 講座では、ファシリテーター7名、受講生約20名、講座補佐の大学生2名、のぞみ共同作業所の河野知房所長、長崎大学医学部保健学科の田中悟郎教授と丸田道雄助教授が毎回参加します。今回は初回ということで、長崎市障害福祉課より松下係長・柴原主事にもご参加いただきました。

 開講式では、事業責任者である河野知房所長が挨拶をし、障害福祉課の松下係長より激励のお言葉をいただきました。

河野所長挨拶
松下係長挨拶

 講座では、各回のテーマに沿ったファシリテーターの皆様による講義の後に、同様のテーマにて複数のグループ(ひとグループ7~8人程度)に分かれてグループ演習を行う流れとなっています。 

 第1回の講座では、「ピアサポートとは?」「私が考えるピアサポートの良さと自分の強み」というテーマのもと、7名のファシリテーターの皆様に、ご自身が考える「ピアサポートの良さ」と「自分の強み」について話していただきました。「ピアサポートの良さ」については、同じ悩み、似た体験をした者同士で話を共有できたり、お互いに支え合えるという点を挙げられる方が多かったです。また、健常者である相談員の方よりも話がしやすいということも挙げられました。誰しも同じ境遇にある人の方が話しやすい、相談しやすいと思うものですね。私が1番印象に残った意見は、「今まで人に言えないでいたという状況を打破するきっかけになる」というものでした。ピアサポーターが身近にいるだけで、不安を抱えている方の心持ちは大きく左右されるのかもしれません。

 「自分の強み」については、人それぞれありました。自分の強みは分からないという方もいましたし、あえて自分の弱みが強みに変わると考えていらっしゃる方もいて、大変参考になりました。

ファシリテーターの前田さんの講義

 その後のグループ演習では講義の内容を踏まえて、受講生の方にも「ピアサポートの良さ」、「自分の強み」について話していただきました。筆者もグループワークに参加させていただきましたが、参加者それぞれがピアサポートについて様々な見解を持っていらっしゃることが分かり、大変勉強になりました。また、自分と同じような意見の方に共感することもできました。

 その後2つ目の講義として、「私が実践しているピアサポート」という内容でファシリテーターのみなさんに話していただきました。

 のぞみ会で実施している「ピアサポートちゃんぽん」が活動の場だという方もいれば、利用者さんと普段話していると、どれがピアサポートなのか分からなくなるという方もいらっしゃいました。筆者は、ピアサポーターがその方のことをよく考えて、傾聴の意識をもって会話をすればそれはピアサポート活動なのだと考えます。なぜなら、ピアサポーターが何気ないと考えている会話や場面が、その人にとってはとても大切な時間、居場所になっていることもあると考えるからです。

 

 次回は9月10日(日)に行われます。実際にピアサポートがどのように使われているのかを学んでいきます。緊張がほぐれて、様々な意見が飛び交うグループワークができることを楽しみにしています。

事務局 K.Y

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