令和4年度ピアサポート養成講座 第3回基礎研修が開催されました!

 こんにちは、事務局のK.Yです。段々と肌寒い日が増えてきており、秋がすぐそこまで来ているようです。新型コロナウイルスもそうですが、季節の変わり目の風邪にも気を付けたいところですね!

 9月25日(日)、令和4年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第3回基礎研修が開催されました。

 今回はまず5名のファシリテーターの方に、「私たちが利用しているサービスと提供しているサービス、こんなサービスがあったらいいな、こんなサービスを提供できたらいいな」というテーマのもと、講義をしていただきました。皆さん一人一人過去の経験や生活環境が異なるため、あまりサービスを利用していない方もいれば、具体的にこんなサービスがあるよ、利用しているよと紹介された方もいらっしゃいました。私が印象に残ったのは、「人とつながることができる場を提供するサービス」が欲しいという意見でした。ある方はピアサポーターとしての経験がまだまだ浅く、他のピアサポーターの方に相談したりしたいので、ピアサポーター同士の横のつながりが欲しいとおっしゃっていました。他にも、精神障害者同士がオンライン上でマッチングできて、悩みを相談したりできる場が欲しいと述べられた方もいらっしゃいました。「一人で抱え込むのではなく、誰かに相談したり考えを共有できる場というものを提供してくれるサービス」、私もこんなサービスがあったらいいな、と共感できました!

講義を行うファシリテーターの前田さん

 次のグループ演習では講義の内容を踏まえて、「障害福祉サービスにおいて、ピアサポートがどのように活用されるのか、話し合ってみましょう」というテーマで実施しました。

 2つ目の講義では、「私たちピアサポーターの強みと大切にしているルール」というテーマで講義をしていただきました。このテーマは、基礎研修第1回でファシリテーターの方に話していただいたテーマと通ずる部分もあり、ピアサポートにおいて重要な内容であるのだと感じました。

 その後、「ピアサポーターの大切な強みについてどう思いますか、ピアサポーターと専門職が一緒にピアをサポートすることについてどう思いますか」というテーマでグループ演習を行いました。なかなか熟考すると難しいテーマでしたが、自分の経験と照らし合わせながら意見を交わすことができました。

 私個人の意見ですが、ピアサポーターは「精神障害者とコミュニケーションをとる専門職(スペシャリスト)」であると考えました。そのような方々が作業療法士などの専門職と”連携”すれば、非常に良い環境作りができるのではないかと思いました。そのような考えを経て、改めてピアサポーターの必要性について実感しました。

 今回で基礎講座が終了しました。この日は最後に修了式を行い、受講生の方に河野知房所長より修了証書が授与されました。またファシリテーターの方に、感謝状が贈られました。

授与式の様子
ファシリテーターの方々に感謝状が贈られました!

 次回からは専門講座となり、内容もより具体的になっていきます。私も受講生やファシリテーターの方と一緒に、ピアサポートについて考え抜いていこうと思います。

事務局 K.Y

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