2026年1月26日、尾上町の出島メッセで「リカバリーカレッジ長崎~地域でひろがるリカバリーと共同創造(コ・プロダクション)~」が開催されました。

主催者の、NPO法人のぞみ会理事長河野の挨拶で始まり、お忙しいスケジュールを縫って鈴木史朗長崎市長がご挨拶の言葉を下さいました。

プログラムは馬渡春彦氏の「リカバリーとは何か?」という興味深い内容で開演しました。その後、増川ねてる氏の「ぼくはまだリカバリーを知らないのかもしれない…」というお話では、ねてる氏と馬渡氏の軽妙な掛け合いでテンポよく講演がありました。筆者の一番記憶に残ったのは、「ねてる氏がリカバリーとウェルネスを混同して考えておられたこと」「リカバリーとは変化の一連の取り組み・取り戻すということ」という定義づけでした。他にもリカバリーには「友情・愛情・希望を与えてくれる結びつき」が重要で、それは支援者ではなく、本人の行うことである。と解説されました。

次に登壇された、「リカバリーカレッジふくおか」の坂本明子氏は「リカバリーカレッジとは」を主題として「学ぶことで、自分の可能性を広げることができる」との励まされるテーマを挙げられました。また、リカバリーカレッジはイギリスが発祥の地で、「医療的でもなく福祉的でもなく、治療の場でもない。学びの場である成人教育である」と興味深い解説をされました。

続く、福島県にある「リカバリーカレッジうつくしま」の会田亜希子氏の語られた「学び合おうという考えが大切であり、何よりも『人とのつながりの中で』の学び合いを通じてのリカバリーは大きな支えになる」というお話は斬新で心に残る内容でした。

休憩を挟み、後半では、登壇者7名によるディスカッションが行われました。
終始和やかな雰囲気の中、テンポよくディスカッションは進み、「いかにピアサポーターが社会に進出するか?」「アメリカではピアスペシャリストと呼ばれ、職業の一つになっている文化がある」「ピアスタッフ(ピアサポーター)は利用者と専門職の間に挟まれストレスを受けるリスクがある。また障害者の気持ちに共感しすぎて疲れることもある」「料理をする営みがもともとあり、それを職業にしているのがコックで、ピアサポーターもそれを生業にする職業が成り立たないか?」「リカバリーカレッジをやめたいと思ったことはあるか?」などについて談話がなされ、登壇者の赤裸々な意見とウィットに富んだジョークが飛び交いました。
出席者からの質疑応答もあり、現場の声が分かりやすく登壇者によって解説されました。
正直筆者は、給与をもらえる上で、こんな有意義な場に主席させてもらえることがこの上なく光栄で、素敵な体験でした。
次回は3月にオープンカレッジも計画されています。皆様、こぞってご参加くださいませ。乞うご期待!

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