令和4年度ピアサポーター養成講座 第3回フォローアップ研修が開催されました!

 こんにちは、事務局のK.Yです。年末になり、来年の準備や大掃除などでなにかとドタバタすることが多いですね。個人的にもイベントが多数あり、多忙な年末となっています。

 12月4日(日)、令和4年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第3回フォローアップ研修が開催されました。

 今回の研修で、精神障害者ピアサポーター養成講座の全日程が終了となりました。今回も講座の様子を報告させていただきます。

 今回の研修も前回と同様に、DVDの視聴から始まりました。テーマは、「見る当事者研究 case2 それでも地域で暮らしたい!」というものでした。今回も当事者研究がテーマのDVDで、当事者研究がどのように実施されているのかを学ぶことができました。前回のDVDでも分かったことですが、当事者研究は周りの支援者が当事者の様子を知れるだけでなく、当事者自身が今自分の中で何が起こっているのかを考える場になっているのです。当事者研究は、ピアサポート活動において非常に重要であることが分かりました。

 次にグループ演習を行いました。この演習では「模擬事例検討」ということで、架空の人物(ピアサポーター)赤湯さんの立場に立ってどのようなピア活動を行うかを話し合いました。具体的にこんなアドバイス、提案をすると考えられた方もいましたし、まずは当事者を含めた関係者で話し合いをした方が良いと考えられた方もいました。テーマが難しく、状況が複雑な内容でしたので回答が難しいと思われましたが、皆さんそれぞれ考えが発表できていたので、良い意見交換の場となりました。実際の現場でもアプローチの仕方は様々だと思うので、状況に応じてより良い判断ができるようにするための練習のばとして、とても良いグループワークになったと思います。

 次の講義では「私のリカバリーの原点と今の夢」というテーマで、ファシリテーターの方々に語っていただきました。私が印象に残った内容は、相手の力を引き出すことがピアサポーターの役目なので、ピアサポーターである自分が立派すぎるとダメだという考え方でした。また、ピアサポーターは当事者を一方的にサポートする存在ではなく、お互いに学び合う関係だとおっしゃっていました。

 最後の演習では、(1)あなたのリカバリーの原点は何でしょうか?(2)あなたの今の夢は何でしょうか?という2つのテーマで話し合いました。先程の講義の内容と似たようなリカバリーの原点を持った方もいれば、意外な原点を持つ方もいました。そして大なり小なり皆さん今の夢を持っていらっしゃったので、とても前向きな話し合いをすることができました。

 本日の研修で全日程が終了したため、最後に全体の感想とフォローアップ研修の修了式を実施しました。受講生の皆様に修了証書、ファシリテーターの皆様に感謝状が授与されました。

修了式の様子

 また、長崎市障害福祉課笈木(おいき)次長課長にもご挨拶を賜り、柴原主事にも講座の見学をしていただきました。さらに今回の講座では、長崎新聞社様にも見学していただき、講座終了後にインタビューをしていただきました。今回の記事を通して、ピアサポーターとは何か、一般の方々にも広く認知していただけると幸いです。

河野所長挨拶

 全9回の精神障害者ピアサポーター養成講座にご参加いただいた皆様、大変お疲れさまでした。今回の経験を今後に生かしていけるようお祈りしています。

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