令和4年度ピアサポート養成講座 第2回専門研修が開催されました!

 こんにちは、事務局のK.Yです。あっという間に10月も過ぎていき、コスモスが美しい季節になりました。観賞しに外出したいところですが、忙しくてなかなか出かけられません・・・みなさんはコスモス、お好きですか?

 10月23日(日)、令和4年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第2回専門研修が開催されました。

 今回は、「ピアサポーター対象」のプログラムと、「ピアサポーター雇用予定者対象」の2つのプログラムに分かれて開講されました。1つ目の講義では、それぞれ「私が利用した・利用中の精神保健医療福祉サービス」「ピアサポーターを活かすスキルと仕組み」というテーマで、ファシリテーターの方々に講義をしていただきました。私は、「ピアサポーター雇用予定者対象」のプログラムに参加させていただいたので、雇用主・管理者側から見たピアサポーターの職場での活かし方や役割などを聞くことができました。

「ピアサポーター対象」のプログラムにて講義を行う作業所スタッフの前田さん

 講義後の演習では、それぞれ次のテーマでグループワークを実施しました。

 ピアサポーター対象・・・「次の点についてグループで意見交換をしてください。自分だったら、この事業所で働いてみたいという所はありますか?自分が利用したことがなかったり、あまり知らないサービスについて詳しく知るにはどうしたら良いでしょうか?グループで情報を共有してみましょう。」

 ピアサポーター雇用予定者対象・・・「次の場合どうしますか?(1)ピアサポーターがいることで利用者に対する愚痴を言いにくくなったと専門職がこぼしています。(2)ピアサポーターがなかなか自分の意見を言ってくれません。(3)ピアサポーターと他の職員とで意見が衝突しました。(4)ピアサポーターが職場を休みがちになっています。」

 私が参加したピアサポーター雇用予定者対象の演習では、上記の4つのテーマに沿って議論しました。皆さんが抱えている懸念点を、経験者のエピソードを参考にしながら学ぶことができました。

 その後、2つ目の講義では、それぞれ「働くということ(体調の自己管理も含む)」「ピアサポーターを活かす雇用の工夫」というテーマで講義が行われました。そして再びグループ演習を次のテーマでそれぞれ行いました。

 ピアサポーター対象・・・「ピアサポーターとして働くということについての意見交換」

 ピアサポーター雇用予定者対象・・・「次の点について意見交換をしてください。あなたの事業所においてピアサポーターと共に働く上での期待は?あなたの事業所でピアサポーターを雇用する上で不安なことや課題は?それらの対処方法を考えてみましょう。」

 ピアサポーター対象のグループワークでは、どのような事業所で働きたいか、どんなスキルを身に付けてどのように働きたいかなどの自分の思い描く理想を出し合ってグループワークをしていました。一方でピアサポーター雇用予定者対象のグループワークでは、ピアサポーターを雇用するにあたっての「期待と不安」を話し合いました。

 今回の2つの講座は、いずれもピアサポーターの利点を再認識する一方で、こういった課題があるとうように具体的な内容になりました。それぞれの立場・目線からテーマを深く考えることができ、とても意義のある講座になりました。

 次回からはまたピアサポーター・ピアサポーター雇用予定者を問わず、1つの講座で開講されます。今回の講座を受講したことで、次回以降の見方・考え方がまた少し変わってくるかもしれませんね。

 次回で専門講座が終了します。最後まで受講生の方々と共に学びを深めていけたらいいなと思っております。

 

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