令和4年度ピアサポート養成講座 第2回フォローアップ研修が開催されました!

 こんにちは、事務局のK.Yです。12月に入り、一気に寒さが襲ってきました。毎朝布団から出たくない、二度寝したいという気分になりながらも頑張って起きています。

 12月4日(日)、令和4年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第2回フォローアップ研修が開催されました。

 今回の研修も前回と同様に、DVDの視聴から始まりました。「見る当事者研究case1 水飲みがとまらない!」というもので、当事者研究をテーマにしたDVDでした。1人1人の当事者について、他の疾患を持つ方々や専門職の方々が全員で話し合うというのが当事者研究です。このような場は、当事者本人が苦しんでいることを訴えることができたり、それに対しての対処法やアドバイスを出し合える非常に重要な場になっているという事が分かりました。実際にピアサポーターがどのような役割を果たしているのか、DVDを通して理解が深まったのではないでしょうか。

 次に、「最近のよかったことや苦労していること等について話し合ってください。」というテーマでグループ演習を行いました。皆さんの話を聞いて、大変な苦労をされている方もいらっしゃいましたし、ささやかなことをよかったことと挙げられている方もいて、皆さんの近況が伺えました。

 2つ目の講義では、「ピアサポーターとして能力を発揮し、働き続けるためのポイント」というテーマで、6名のファシリテーターに語っていただきました。皆さんそれぞれの考え方をされていました。ファシリテーターの方の中にはむしろ自分が知りたいとおっしゃった方もいらっしゃいました。私が印象に残ったのは、「ピアサポートは万能ではない」という意見でした。ピアサポート自体は素晴らしいものですが、実際役に立てない場面があるということも現実にあるということです。そのことと能力を発揮することとを関連させて語っていただきました。

講義を行う作業所スタッフの前田さん

 最後のグループ演習では、ピアサポーターとして働きたい理由、どこでどんなサポートをしたいか、働き続けるためにどんな工夫ができるか、といった内容で話し合いを行いました。皆さんのお話を聞くと、今までの講座を踏まえて、自分がピアサポーターとして働くイメージがより具体的にできてきているように思えました。また、働き続けるための工夫については、ピアサポーターに限った話ではなく、様々な職業に当てはまることであるので、他の方の様々な経験を聞くことができて良かったと思います。

 いよいよ次回でフォローアップ研修も終了し、精神障害者ピアサポーター養成講座の全日程を修了します。今までの総まとめができるように、意義のある講座にしていきたいと思います。

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