令和4年度ピアサポート養成講座 第1回フォローアップ研修が開催されました!

 こんにちは、事務局のK.Yです。11月も下旬に入り、あっという間に冬が迫ってきています。暖房器具の準備はお済でしょうか?

 11月20日(日)、令和4年度の精神障害者ピアサポーター養成講座、第1回フォローアップ研修が開催されました。

 先日で専門研修が終了し、今回から今までの基礎研修と専門研修の振り返りを中心に、ピアサポーターとして働くこと、働き続けることについて皆さんで考える研修となります。

 今回の講座では、初めに講義として「障害とピアサポート」というテーマのもと、「WRAP その魂にふれる」というDVDを視聴しました。皆さんは「WRAP」という言葉をご存じでしょうか。WRAP(ラップ)はアメリカの精神障害を持つ人たちによって作られたリカバリーに役立つツールです。日本語では「元気回復行動プラン」と呼ばれています。WRAPは、Wellness(元気)・Recovery(回復)・Action(行動)・Plan(プラン)の頭文字をとったものです。精神的な困難を抱えた人たちが自分らしくあり続けるための知恵や工夫を蓄積して作られた、自ら作る自分のためのリカバリープランです。

DVDの視聴

 DVD視聴後は、演習として「これまでの基礎・専門講座で印象に残っていることは何でしょうか?現在のストレスとストレスへの対処法について話し合ってください」というテーマでグループワークを実施しました。印象に残った言葉や、グループワークは人それぞれありましたが、皆さん今までの講座で学んだことを持っておられました。また直前のDVDを踏まえて発表される方もいらっしゃいました。

 次の講義では、「働くことの意義について」というテーマで、5名のファシリテーターの方々に発表していただきました。私は、働くこととは社会の中で役割を背負うことだと述べられた方が印象的でした。どんな職業であれ、一人一人仕事の役割分担があって、責任があります。このことを意識すると「働くこととは何なのか」ということが分かってくる気がします。また、中途半端な仕事をしないようにするとおっしゃった方も印象的でした。大変まじめな方で、仕事に真摯に向き合う姿勢が感じられましたが、一方で「いい加減が”良い”加減」ともおっしゃっていました。程々に自分を甘やかすことも必要だという意見を聞いて、働くことの意義とは何かということを自分の中でも再考されられました。

 この後の演習では、働くことの意義について、また、働くために実践したいことなどについてグループワークを行いました。私自身は、働くことの意義とは何だろうとはっきり答えが出せずにいました。他の方の意見を聞いて参考にしたい部分があったので、非常に良いグループワークとなりました。

 次回は12月4日(日)に2回目が実施されます。養成講座もいよいよ終盤です。より一層学びが深められるような講座にしていきましょう。

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