令和5年度ピアサポーター養成講座 基礎研修
活動記録
8月27日(日)、9月10日(日)、9月24日(日)の3日間で基礎研修講座が開催されました。
約20名ほどの講座参加者と、ピアサポーター7名、長崎大学の学生2名、のぞみ会代表河野所長、長崎大学教授田中先生、長崎大学助教授丸田先生を含めて、総勢30名以上の方がいらっしゃいました。
今年度は新型コロナウイルス感染症の感染症法が5類になったことで、滞りなく対面での実施をすることができ、無事に3回の基礎研修を終了することができました。
本講座は、厚生省により作成された障害者ピアサポートの研修テキストに沿って進めています。参加者は、決められたテーマについて、ピアサポーターの方々の意見や経験を聞いた後、7~9名のグループワークで話し合いを行います。回ごとのテーマについての話し合いの中で、ピアサポートについての理解や、自己理解を深めることができます。
参加者の皆様は、どういうメンバーがいるのか、どのような形式で進んでいくのかと不安が多くあったと思います。また、ファシリテーターの方々も緊張されていました。しかし、第1回目のグループワークから白熱した話し合いを実施することができ、とても良い雰囲気で進行していきました。
受講生・ファシリテーターを問わず、講義とグループワークを通して新たな発見をできた方が多く、非常に価値のある講座を開催できたと感じました。
10月からは専門研修となりますが、基礎研修同様に有意義のある講座になる事を楽しみにしております。
活動記録 8月27日
場所
長崎大学医学部保健学科 2階 院生室2 ほか
時間
13:00~16:10
趣旨
➀自分のことについて共有し、お互いを知る
②様々なピアサポートのあり方について知る
内容
①開講式
②講義「ピアサポートとは?」、「私が考えるピアサポートの良さと自分の強み」
③グループ演習「あなたの考えるピアサポートやあなたの強みについて、自己紹介を交えながら話し合ってみましょう」
④講義「ピアサポートの実際・実例」、「私が実践しているピアサポート」
⑤本日の講座の感想
活動記録 9月10日
場所
長崎大学医学部保健学科 2階 院生室2 ほか
時間
13:00~15:40
趣旨
➀ピアサポートの活用場面を想像し、様々な視点を取り入れる
②それぞれが意識しているコミュニケーションの工夫について共有する
内容
①本日の講座の説明
②グループ演習「さまざまな障害領域で、ピアサポートが実践されています。具体的にピアサポートが活用される場所や方法は異なりますが、共通しているのは、経験を活かして活動する点です。自分の経験を振り返り、自分の体験の活かし方についてグループで話し合ってみましょう。専門職の方は、経験を活かして活動するピアサポーターをどう活かせるか考えてみましょう。」
③講義「サポートでのコミュニケーションの基本」、「コミュニケーションで工夫していること」
④グループ演習「講義『コミュニケーションで工夫していること』の感想とともに自分が普段コミュニケーションで工夫している点について話し合ってください。」
⑤本日の講座の感想
活動記録 9月24日
場所
長崎大学医学部保健学科 2階 院生室2 ほか
時間
13:00~16:10
趣旨
➀障害福祉領域におけるピアサポーターの役割を知る
②ピアサポーターの強みについて考える
内容
①本日の講座の説明
②講義「障害福祉サービスの基礎と実際」
③グループ演習「障害福祉サービスにおいて、ピアサポートがどのように活用されるのか、話し合ってみましょう」
④講義「私たちの強みと大切にしているルール」
⑤グループ演習「ピアサポーターの大切な強みについてどう思いますか、ピアサポーターと専門職が一緒にピアをサポートすることについてどう思いますか」
➅各グループでの感想
⑦基礎講座の修了式(本日の講座の感想)