令和4年度 ピアサポート養成講座 専門研修
活動記録
10月9日(日)、10月23日(日)、11月6日(日)の3日間で専門研修講座が開催されました。
専門研修は、基礎研修を受けられた方向けの講座で、8~9月に開催された基礎研修を受けられたほぼ全員が参加されました。
回を経るごとにお互いの事を理解し、より活発な議論が行われており、非常に良い雰囲気で学びを深められている様子でした。
専門研修の講座は基礎研修と同様に、厚生省が作成しているテキストに沿って進めています。基礎研修では、”ピアサポートは何か”といった内容がメインでしたが、専門研修では、ピアサポートを活かす方法や、ピアサポートとして活動するうえで大事なことなど、”ピアサポートの専門性”について学びました。より具体的なテーマが与えられ、段々と考えるのが難しくなってきました。これまでのファシリテーターの方々の講義の内容や、グループ演習で聞いた他の方の意見を参考にして学びを深めています。
また、当事者向けのグループと職員向けのグループに分かれたりなど、各自の専門性を活かしてそれぞれがどう付き合っていくのかについて、考えさせられた専門研修となりました。
11月~12月にかけて行われるフォローアップ研修では、どのような学びができるのか期待が膨らみます。
活動記録 10月9日
場所
長崎大学医学部保健学科 2階 院生室2 ほか
時間
13:00~17:10
内容
①本日の講座の説明
②講義「私のリカバリーストーリー」
③グループ演習「自分のリカバリーストーリーを語ってみましょう。各々のリカバリーストーリーを聴いてみましょう」
④グループ演習「事例R氏の検討:あなたはR氏が利用しているB型事業所のピアスタッフとします。R氏に何ができるかをみんなで話し合ってみましょう。」
「ピアの専門性(強み)を活かすための私の工夫」
⑤本日の講座の感想
活動記録 10月23日
場所
長崎大学医学部保健学科 2階 院生室2 ほか
時間
13:00~16:30
内容
①本日の講座の説明
②講義
ピアサポーター対象:「私が利用した・利用中の精神保健医療福祉サービス」
ピアサポーター雇用予定者対象:「ピアサポーターを活かすスキルと仕組み」
③演習
ピアサポーター対象:「次の点についてグループで意見交換をしてください。自分だったら、この事業所で働いてみたいという所はありますか?自分が利用したことがなかったり、あまり知らないサービスについて詳しく知るためにはどうしたらいいでしょうか?グループ内で情報を共有してみましょう。」
ピアサポーター雇用予定者対象:「次の場合どうしますか?(1)ピアサポーターがいることで、利用者に対する愚痴を言いにくくなったと専門職がこぼしています。(2)ピアサポーターがなかなか自分の意見を言ってくれません。(3)ピアサポーターと他の職員とで意見が衝突しました。(4)ピアサポーターが職場を休みがちになっています。」
④講義
ピアサポーター対象:「働くということ(自分の体調管理も含む)」
ピアサポーター雇用予定者対象:「ピアサポーターを活かす雇用の工夫」
⑤演習
ピアサポーター対象:「ピアサポーターとして働くということについての意見交換」
ピアサポーター雇用予定者対象:「次の点についてグループで意見交換をしてください。あなたの事業所においてピアサポーターと共に働く上での期待は?あなたの事業所でピアサポーターを雇用する上で不安なことや課題は?それらへの対処方法を考えてみましょう。」
⑥本日の講座の感想
活動記録 11月6日
場所
長崎大学医学部保健学科 2階 院生室2 ほか
時間
13:00~16:20
内容
①本日の講座の説明
②講義「セルフマネジメントとバウンダリー」
③グループ演習「自分の病気や薬を理解するためにしている方法は何でしょうか?あのときバウンダリーを意識していればよかったと振り返ることはありますか?元気でいるためにしていることは何でしょうか?(その1)」
④講義「チーム(所属機関)におけるピアサポーターの役割と協働における留意点」
⑤グループ演習「ピアサポーターが協働するチームの成員について考えてみましょう。チームにおけるピアサポーターの役割について考えてみましょう。元気でいるためにしていることは何でしょうか?(その2)」
⑥本日の講座の感想及び修了式