35度を超える猛暑日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は長崎市地域保健課 精神保健係の植木様を講師にお招きし、『「自殺を予防するために」~あなたもゲートキーパー~』というテーマでお話していただきました。


まずは、自殺者数の現状ということで、日本の自殺者数がG7各国に比べて高いことや、長崎県での件数などについてご説明がありました。
また、自殺を考えている人の心理状態についてもお話していただきました。自殺を考えてしまう人は様々な感情が重なり、心理的な視野狭窄に陥ってしまっていることが分かりました。
その後、ゲートキーパーの役割について教えていただきました。家族や周囲にいる人の小さな変化に気づくこと、傾聴すること、必要な支援につないで、守ることが大事であると学びました。
また、それぞれポイントについても教えていただきました。特に、話を聴くときには、相手から言葉が出てくるのを待つという点が印象に残りました。沈黙が続くとつい、話を促してしまいそうになりますが、相手が言葉を考えている状態かもしれないと考え、沈黙を尊重することが大切だと学びました。
さらに、ゲートキーパー自身のこころのケアの重要性についても学びました。ストレス自己チェック表も紹介されていました。このチェック表を用いて、危険信号に気づき、早めに対処することが大事だと分かりました。
ご講演のあとには、参加者から複数質問が挙がりました。感想としては「他人事じゃないと思った。身近なところから意識していきたい。」などの声が聞かれました。皆さんゲートキーパーとして周りの人を支えていくことについての意識が芽生えたのではないかと思います。
次回のぴあるくは9月13日(土)に行われます。テーマは「大人が知りたい令和の性教育ー伴走者としてできることー」です。
まだまだ暑い日が続きますが、皆様体調にはどうぞお気をつけてお過ごしください。
事務局C.S.
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