地域活動支援センターⅢ型とは

 地域活動支援センター(略:地活)は自治体が運営する、地域生活支援事業の一つです。
 障害福祉サービス事業所が主流の近年、地活の認知度は低いですが、地域のニーズに対応できる重要な社会資源となっています。

概要

2006年の障害者自立支援法の制定に伴い開始された、市町村事業です。

施設基準

地域活動支援センターは3種類あり、それぞれ異なるニーズに対応しています。
B型と同様に工賃が発生する、いわゆる”作業所”と呼ばれる地活はⅢ型にあたります。

地域包括支援センターⅢ型

Ⅲ型は家族会が設立の背景にあるところが多いことが特徴です。
近年では全国的に減少傾向にあり、就労継続支援事業所B型に移行するところが増えています。
利用開始までの手続きが簡便であり、居場所としての役割を果たしやすい一方で、
運営費が年間固定かつ低予算あることは課題ともいえます。

地域におけるⅢ型の役割

Ⅲ型は他の社会資源と併用して利用しやすいことが特徴です。
目的も利用される方々によって異なり、多様なニーズへ柔軟に対応可能な中間施設としての役割を果たしています。
例えば、週3回B型就労に通所しながら週1回のぞみへ通所する場合や、
障害者雇用枠で就労しながら週1回のピアサポート活動のみ参加する場合があります。