長崎市業務委託事業

精神障害者ピアサポーター養成講座

 厚生労働省は、「自らも障害や疾病の経験を持ち、その経験を活かしながら、障害福祉サー ビス事業所等で働き、他の障害や疾病のある障害者のための支援を行うピアサポートの取組については、障害者の地域移行や地域生活の支援に有効なものである」とし、障害福祉サービス等におけるピアサポートを担う質の高い人材を確保するために、「障害者ピアサポート研修事業実施要綱」を令和2年3月に定めました。

 長崎市は、令和3年3月に公表した「長崎市第6期障害福祉計画・長崎市第2期障害児福祉計画」の中に、社会参加支援事業(地域生活支援促進事業)として「精神障害者ピアサポーター養成講座」を開催し人材の養成に努めることを明記しています。

 このたび、NPO 法人長崎のぞみ会は、長崎市から委託を受け、本講座を下記の予定で実施します。本講座は、「障害福祉サービス事業所等において、自らの当事者性を活かしながら他の精神障害者を支援するピアサポーターを養成し、その社会参加を促進するとともに、ピアサ ポーターの活用方法を理解した障害福祉サービス事業所等の従事者を養成することで、質の高 いピアサポート活動の取組を支援し、精神障害者が地域で安心して生活できる体制の構築を図ること」を目的とします。

 本講座は、①障害者当事者は「Expert by Experience(経験のある当事者専門家)」、②当事者 と専門職の共同創造(co-production)という理念のもと、当事者と専門職が協働しながら実施します。また、参加者同士の協働及び対話などを通じ、自己の考えをしなやかに広げ深める 「主体的・対話的な学び」を実現できるように努めます。